射手座下弦の月と靴を揃える意味
美養生講師の倭央さおりでございます。
WAOWAO!
よく、「答えは自分の中にある」
なんて聞きますけど
いったい、
どこを意識すれば良いのでしょうか?
今、何かに悩んでいて
答えを探しているのなら
ズバリ!
意識するのは足元です!
先日、スーパーでお買い物をしていたら
陳列棚の間で
お喋りしている中年女性2人
通り過ぎようとしたら
「さおりさん!」
振り向くとご近所の方でした。
そこから、話が続きそうになるのですが
いけない!いけない!
このまま行くと、
井戸端会議の無限列車に乗せられる!(笑)
「急いでますのでぇー」と通り過ぎ
話し相手の、もう1人の女性の足を見ると
今にもその場から立ち去りたい足の向き。
ああ、この方も早く帰りたいのだな…と悟る(笑)
「目は口ほどに物を言う」と言いますが
意外と本音は足に出ます。

井戸端会議で上手に話を合わせていても
足の向きが相手に向いていなくて
今にも違う方向へ歩きだしそうな横向きだったら
もう、カラダは帰りたいと言っています。
心理学でもカウンセラーは
話の内容によって
クライアントの足の向きをチェックするくらい
足は重要項目なのです。
では、どのように
足元を意識すれば良いのでしょうか?
さて、月は21日に
射手座で下弦の月を迎えます。
射手座は、向上心高く
発展的で拡張的。
射手座のシンボルマークは
未来へと飛んでいく矢。
今、ここではない次元へと冒険します。
今回は、そこに
手放しの下弦の月ですから
「今ここではない未来」を手放します。
未来ではないところとは?
「今、ここ」もしくは「過去」
ということですね。
仏教では「脚下照顧」
(きゃっかしょうこ)
という言葉があります。
10年前に永平寺へ行った時
お寺の玄関に貼ってあった言葉が
この「脚下照顧」です。

これは、履物を揃えなさい。
という意味もあるのですが、
「我が身を振り返れ」という言葉でもあります。
脚下(きゃっか)とは、「足元」
照顧(しょうこ)とは、「照らし顧みる」
つまり、行いを反省して
顧みることを意味しており
自分自身をしっかりと顧みなさい
ということを言っている言葉です。
禅の極意として、履物の脱ぎ方に
その人の精神状態が表れることから
脱いだ履物に心を留めて
整える行為や、そのものが
自分の心を見つめる修行につながっています。
また、履物をそろえる度に
「足元をおろそかにしてはいけない」
という自戒にもつながるそうです。
つまり、履物の脱ぎ方など
取るに足らないことだと
軽視しているようでは
氣付きに至ることはできないということです。
私達は、ついつい
自分の氣持ちの落としどころ
行動できない理由
生きる方向性など
自分の外へ原因や答えを
求めてしまいがちになります。
ですが、本当の答えは
『脚下照顧』(きゃっかしょうこ)
「自分の足元にある」ということ。
自分の心を見つめ、
足元を照らす。
答えは自分の中にある。
Let’s Joy!
では、またお愛いたしましょう。
倭央さおりでしたー
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